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理事長からのご挨拶

Rainbow School Thailand > 理事長からのご挨拶
理事長 玉城秀大 (高法寺第十六代住職)

京都の龍安寺に非常に有名な『 つくばい 』があります。ご存知の方も多いと思いますが、このつくばいは、真ん中の水を入れる四角を共有して、上から時計回りに『 吾唯足知 (吾 ただ 足るを 知る )』と読みます。

 

古来から日本には武士道や禅、茶道、華道などに代表される精神文化がありましたが、その最高峰がこの『 吾、唯 足るを知る 』であり、これこそが、先人の方々が残そうとした叡智だと感じています。

 
ところが、物質的にあまりにも恵まれなかった戦中・戦後、生きること自体が厳しい環境の中で私たちはいつからか『 金と物さえあれば人はしあわせになれる 』と思い違いをしてしまったようです。  

 
それは戦後の日本社会では、豊かさを表す数字としてGNP(国民総生産)やGDP(国内総生産)が当たり前に使われていたことで説明できます。

ただ、GNPやGDP、GNIは人のしあわせを表せる数字ではありません。


例えば世界2位だと誇られていたGNPですが、そのGNPの中には環境破壊や人体に悪影響を及ぼすものなど様々なものが含まれています。 
でも、美しい大地や人を喜ばせる言葉、勇氣も愛情も誠実さも、こどもたちの健康もGNPには含まれません。


本当に大切なものを見えなくしている時代だからこそ、『 お金や物質的なモノ 』優先の価値観から、『 こころの在り方 』という先人の方々の叡智でもある生き方を強く意図して大切にしていかない限り、本当のしあわせをつかむのは難しいことだと想うのです。


なぜ、両親が居ず、食べ物がなく、ほとんどの人が文字すら読めないタイの辺境の地で、それでも感謝のこころを大切に笑顔で自分の人生を一生懸命生きている人が居るのでしょうか。

ある国ではモノがありすぎて、最も大切なものが失われています。
ある国ではモノを奪われすぎて、とても大切なものが失われています。

他国とのつながりを考えずに生きていくことができない21世紀の地球の上で、日本では氣付けない大切なものに氣付く必要があるのではないでしょうか。
何のために自分は生きているのか、今一度自分自身の在り方を見つめ直す機会を持つことは意味のないことでしょうか。

人は誰でもが天命をもっています。
誰に教えてもらうわけでなく、自身が生まれてきた存在理由です。

虹の学校は、人と自然が共生することを大切にしたいと想っています。

それを根底とした、哲学を深めたいと想っています。

 

ご縁のある方が自身の美しい世界を広げたり、自身の可能性に氣が付いたりすることで、

しあわせな世界が広がっていけばいいなと想っています。

  

鳥の鳴き声であったり、森の緑であったり、流れる風であったり、

輝いているこどもの瞳であったり、動物たちの温もりであったり、

 

苦しんでいる誰かのこころに想いを重ね、何とかしたいと思います。

こつこつやり続けます。 

 

希望の種が、必要とする大地をはぐくみます。

ご縁のある方はいつかどこかでお逢いしましょう。 

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